今朝はリモートで全校人権朝会を行いました。人権週間で人権について考えてもらいたかったのです。
「人権」という言葉は小学生にとって説明するのは難しいです。
今日は
人権とは 「人として幸せに生きる権利」「法律できまっている」 と伝えました。日本国憲法の
基本的人権です。
この話の切り口はたくさんありますが、今日は1点に絞りました。
「人に嫌なことをしない」はわかっていても、してしまうことがあります。
人がたくさん生活しているとたくさんのトラブルがあります。いやなことをしてしまう要因としては
・以前嫌なことをされて、仕返しのつもりでしてしまう。
・なんとなくからかってみたくてしてしまう。
・自分のなかでむしゃくしゃしていてしてしまう。
・ふざけてやってしまう。等
があります。自分では、嫌がらせではないと思っていても、相手は嫌だと思っていることもあります。
人権朝会では
「やめて」といわれたらやめよう。
「相手が嫌がっている」ということに気付いてほしい。
「悪い」とかんじたら謝ろう。
いやなことをされたら「やめてください」と伝えよう。
人の幸せをこわす権利はありません。
ということを伝えました。子供たちに伝わったでしょうか。
「やめてください」いうことが難しいこともあります。私も子供時代にやられて嫌だったのに言い返せず我慢していた経験があります。言えなかったのです。言えるようになるには時間もかかりましたし、勇気も必要でした。大人になった今でも、悩むことがあります。そういった中で皆さんで考えていく課題だと思っています。
人権を大切にしていく社会を作っていくためにはいろいろな努力が必要です。困っている子を救いたい。困らせている子に気づかせたい。と思っています。人権を大切にする社会を作ることは、簡単ではありません。学校だけではできません。簡単ではありませんが、話し合い、努力して、皆様と協力して、子供たちを育てていきたいと考えています。