校長室より

校長室より >> 記事詳細

2021/02/28

なぜ学校にいくのか?

| by 校長
 昨日ちょっとした機会があり、今から20年以上前に石原小を卒業した方に話をききました。そこで聞いたのが「小学校の時、なんで学校にいくのかわからなかった」という話でした。確かに小学生の中には「なぜ学校にいくのか」と考えている児童もいるはずです。大人になって「なぜ行くのか」ということを改めて考える人もいるかも知れません。教員も親も子供からこの問いを投げられたらなんと答えますか?

 「みんないってるから」「義務教育だから」と言う答えはよくききました。

 「勉強するため」といえば、これからの時代は「勉強は学校以外でもできる」ということもでてきます。

 学校にはどんなものがあるかというと、学習以外に「集団」「社会」「ルール」「生活」があります。家庭から出て登校する途中にも社会はあります。歩いて行くので運動もできます。途中で「あいさつ」社会のルールです。そして学校につくといろいろなものを準備できているかという自分の生活を調整する力が必要です。「忘れ物をしない」「時間に合わせる」「友達と協力する」「自分の役割を果たす」全てが社会生活をしていくために必要なことです。

 そしておおざっぱに言うと「失敗」「挑戦」「成功」「反省」等といった経験が毎日あります。石原小はたくさんの児童がいるので、その機会も多様で多くあります。6年生の「石原小のじまん」の中にも「人数がたくさんいるからたくさん友達ができる。」とあったように人間関係づくりも毎日あります。子供のうちにできた方がよい経験がたくさんできるところが学校だと考えています。

 大人になるとだんだん「失敗」が許されなくなります。この「失敗」から学ぶことが大切です。といったもののこどもたちは「失敗」を恐れます。「失敗」をしても言わないことがあります。「悩み」「過ち」もそうです。そういったものを自分で解決しながら生きる方法を見付けることが大切です。できれば学校の中でそれを学んで欲しいと思っています。学校であったことを家に持ち帰っても、解決にはつながりません。学校の中で話し合ったり、考えたり、反省したりして改善を図っていくのがいい方法です。

 時には学校を出てしばらくしてから力がついてくることもあります。「話す力」です。昨日の卒業生も小学生の時には話せなかったことを教えてくれたのかも知れません。改めて考える機会がありました。保護者のみなさんの学校生活を思い出してください。時代は変わっても、子供たちが自分で成長していく中で、困ったり、いろいろなことを身につけたりすることは変わりません。1年間で「どんなことを身につけたか」「どんなことができるようになったか」を認めてあげてください。ときに「失敗」や「過ち」も認めてあげてください。小学校のうちにしかできない経験でもあるからです。

「なぜ学校にいくのか?」 その答えは人の中でいろいろな経験をして、「生きる力を身につける」ためなのかなと思っています。

 明日から3月です。これから1年のまとめの時期です。今日は早く寝てあした元気にまた登校する児童を楽しみに待っています。
11:17 | 投票する | 投票数(11)

校長室カウンタ

COUNTER698448

ご挨拶

 
校訓 「強く 正しく 睦ましく」
学校教育目標
『夢や目標をもち、自ら学び、心豊かでたくましい児童の育成』 

第26代校長 加藤 信 

 令和6年度がスタートしました。新型コロナウイルスが5類に移行し、行動制限のない通常の学校生活に戻ってのスタートとなりました。4月1日付で、第26代校長に就任した加藤 信です。関根校長の後任として、とても光栄なことであり、重責を感じています。精一杯頑張りますので、よろしくお願いいたします。

 新年度に当たり、「学校経営方針」として『夢や目標をもち、自ら学び、心豊かでたくましい児童の育成』を掲げ、教職員全員の力を合わせて取り組んでいきたいと思います。目標の連鎖を目指し、2つの提案を考えました。

 1つは、『ドリームカード』です。「キャリアパスポート」とリンクさせ、前期前半から4つのサイクルで目標と方策を立て、自分に挑戦していくものです。大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手が高1の時に作成した「目標達成シート」がヒントになっています。

 もう1つは、『いしわらテン』です。校訓「強く 正しく 睦ましく」から、「石原小スタンダード」を参考にし、具体的に10の取組をピックアップしました。これを先生方に分担して担当してもらい、1年かけて子供たちに達成させ、成就感を味わわせ、自信をもたせたいというものです。児童の実態を踏まえ、スモールステップで少しずつ階段を上り、「やればできる」「やってよかった」と自信をもってもらいたいと考えています。
 「楽しく学ぶ学校」は、小学校の基本です。150周年行事を行い新たな歴史を刻んだ石原小学校は、保護者、卒業生、地域の方々からたくさん応援していただいていると聞いています。学校は、「楽しく学力を身につけるところ」「思い出を作るところ」です。保護者のみなさまにおかれましては、今後とも学校と家庭が一体となって進めてまいりたいと考えております。
 152年目を迎える今年、新たな石原小の歴史を刻めるように保護者、地域のみなさん、卒業生のみなさんと石原小学校を一緒に創っていきたいと考えています。今年度もよろしくお願いいたします。 
                                 令和6年4月8日  

 

石原小のプロジェクト(学力・ICT活用・地域とともにある学校)

現在進行中の石原小のプロジェクト


完了したプロジェクト
・ 運動会web配信プロジェクト(ICT活用・地域連携)
 新しい修学旅行プロジェクト(地域連携・ふるさと学習) 完了
・ コロナ対策学校行事代替プロジェクト 林間学校・遠足等 完了
・ GIGAスクール先進研究校プロジェクト(市教委 ICT活用)完了
・ まなプロ(総合教育センター・リコージャパン ICT活用)完了
・ 学力向上プロジェクト(県教委)完了
・ 150周年記念事業プロジェクト 完了
・ 石原学プロジェクト(地域連携)令和5年度末まで 完結
 
「ウィズコロナ SDGs共生プロジェクト」
    →「睦ましくプロジェクト」 令和5年度末まで 完結
・ 情報教育プロジェクト 令和5年度末まで 完結
 

情報教育 その1「情報ってなに?」

校長から情報モラルの教材を発信します。
子供たちといっしょにかんがえていければと思います。

情報教育とは、情報や情報機器を使うときに必要な教育です。
3年生から6年生を対象としています。はじめはこのような形で発信します。
だんだんグレードアップしていこうとかんがえています。

第1回目は 「情報って何?」
インターネット教習所web1.pdf



答え
①情報は音でつたえるものである                          × 音だけなく 映像や文字もある

②テレビにハムスターが映っていますテレビの中にハムスターはいません。 〇 生きているハムスターはいない。 

③キャンプは「楽しくない」と言われたら本当に楽しくない。     ×一人の人が楽しくないといっても行ってみないとわからない。

次回は17日の予定です 第2回「情報は人がつくっている」


 

情報教育 その2「情報は人が作っている」

情報教育第2弾です

一緒に考えてください。
第2回目は「情報は人がつくっている」
インターネット教習所web2.pdf
答え

①人の話は、かならず正しくつたわる。 ×   変わってしまうことがある
②人によって話が違うのは情報は人が作っているからである。〇 
 ③人は話を作って伝えることがある。〇

次回は25日の予定です。 第3回 「情報は取り戻せない」
 

情報教育 その3「情報はとりもどせない」

情報教育第3弾です

 一緒に考えてください
 第3回目 「情報は取り戻せない」
 インターネット教習所web3.pdf


①写真をネットにのせるとたくさんの人に配れる。

○ ネットにのせると一気にコピーされて拡散することがあります。
  見ている人にはほぼコピさーれます。ですからたくさんの人に配ることができます 

 ②「よい」とおもって写真をネットをのせることを「いやだ」と思う人がいる。
○ います
  写真を他の人にみられると嫌だと思う人がいるのは当然です。
  見知らぬ誰かに写真を配られていい気持ちではありません。
  自分がよいからといってなんでもネットものせることは良いことではありません。
  かならす相手に承諾「のせていい?」と聞いてそのリスクがわかって「いいよ」
  といったらのせることができます。


 ③ネットにのせた写真はもう消すことはできない。
○消すことはできない
   情報はものと違ってコピーされやすいです。特にネット上に載せたものはすぐにコピーされます。
   相手の端末にはいった写真を特定して消すことは難しいです。他人がみられるということは
   その時点でコピーされているのです。発言したことを相手に「わすれて」といってももう忘れられないとの同じです。
   紙に書いた文書はとりもどすことはできますが、相手が読んでしまうと記憶から消すことができません。
 

情報教育 その4 「その情報はただしいの?」

情報教育第4弾です。

 一緒に考えてください。
 第4回目「その情報は正しいの?」
インターネット教習所その4.pdf

1.テレビの放送は全て正しい  × テレビの情報がすべて事実を伝えているわけではない
               間違っていてののちに訂正されることもある
               「やらせ」といわれる大げさな表現や事実を作ってい
                ることもある
2. インターネットの情報は全て正しい × インターネットのはだれでも配信すること
                     ができる。誰が書いたかわからない匿名の記事や映像がある。

3.コマーシャルの情報は大げさにいうことがある  〇物を売るためにはよいことを中心にいうことがある。音楽を使ったり、いいところだけを伝えたりすることがある。