２２日の２時間目休み。体育館から勇壮なお囃子が響いてきました。石原小学校でうちわ祭のお囃子体験会が、開かれたのです。昨年度から４年生を対象に開催されているお囃子体験会は、石原小学校区にある「石原区」「櫻町区」「本石区」の３町区の協力のもと行っています。

　２時間目休みは、自由に参加できるということで、全学年の児童が思い思いに集まってきました。すると、いつの間にか、たたき手の中に見事なバチさばきで子供が交ざっています。既に入会していて、練習に参加していたり、うちわ祭デビューをしていたりするようです。

　３時間目、４年生を対象に、体験会がスタートしました。３町区に分かれての体験です。お囃子会のはっぴを着て、交代で太鼓や鉦をたたかせてもらいます。待っている間も、手作りのバチで跳び箱１段などを打って練習できます。十分な時間を取っていただいたので、閉会セレモニーでみんな楽しかったと手を挙げていました。うちわ祭に行きたい、お囃子を習いたいという声をたくさん聞きました。元気よくお礼を言って、お囃子体験会は終了しました。

　この行事は、学校にとっては、地域のお祭りを直接学べるいい機会ですし、地域にとっては、お祭りの魅力を伝え参加を呼びかけることができるウィンウィンの関係ではないでしょうか。「石原学」にもつながる素晴らしい行事だと思いました。４年生は、この後も学習を続け、うちわ祭に詳しくなってもらいたいです。そして、「石原っ子」には、石原小の特色として、うちわ祭のお囃子に誇りをもち、郷土を愛する子になってほしいと思いました。